FC2ブログ

二十四節気 七十二候 11月2~6日 霜降 末候 色は刈安色(かりやすいろ)です

楓蔦黄ばむ(もみじ つた きばむ)
 11月2日からの5日間は、節気で言うところの「霜降 末候・楓蔦黄ばむ(もみじ つた きばむ)」。季節の色は「刈安色(かりやすいろ)」です。
 紅葉やツタの葉が美しい色のグラデーションをつくります。さまざまな紅葉の色が景色を温かく彩ります。その年の気候によって色合いも違うので今年はどうかなと思いを巡らせるのも、また豊かなひと時です。
 紅葉は朝夕の厳しい寒さがその年の色の決め手といわれます。冬を迎える樹木の冬支度は神仏の贈り物と感謝しましょう。
 「霜の声」という言葉があります。霜の降りた夜、空気は冷たく冴え渡り、しんしんと更けていきます。そんな様子を「霜の声」といいます。小さな音も際立つほどの静寂が、あたりを包み込む。その静けさをあらわしたのでしょう。
 色は「刈安色(かりやすいろ)」。「刈安」は、西日本を中心に自生するイネ科の多年草です。葉や茎が染料となり、美しく淡い黄色の「刈安色」を生みだします。
 「刈り」「やす」いという名前の由来からもわかるように、手に入りやすい染料であったせいでしょうか、平安貴族にはあまり人気がなく、もっぱら位の低い役人や庶民の服の色に用いられていたそうです。黄色系の伝統色のなかでは、もっとも古い色名のひとつです。
 秋の夜長は、食欲の秋でもあります。「香松茸、味シメジ」。美味しい松茸料理と刈安の画像をお楽しみ下さい。
松茸
土瓶蒸し
松茸ごはん
刈安


スポンサーサイト



京都 城南宮 曲水の宴

京都では今日、城南宮 曲水の宴(きょくすいのえん)が開かれます。
2015年11月3日 (火) 14:00~
洛南の地の神社、曲水の宴が行われる神苑(ツワブキの咲く平安の庭・楽水苑)で行われます。しだれ梅、椿、桜、藤、躑躅、青もみじ、秋の七草や紅葉に彩られ安らぎの庭になっていて、小川の流れに羽觴(うしょう=盃を運ぶ鳥形の船)を流し、それが目の前に流れ着くまでに歌を詠み終える平安貴族の典雅な遊びを再現する催しです。
 城南宮は、引越・工事・家相の心配を除く「方除(ほうよけ)の大社」と仰がれており、家庭円満や厄除や安全祈願、また車のお祓いに全国から見えられます。また古くより、住まいを清める御砂や方角の災いを除く方除御札を城南宮で授かる習慣があります。
 方除けといえば、「南天を戸口に植えると泥棒が入らない」といわれますが、なぜでしょうか?初夏に白い花をつけ、晩秋から冬にかけ赤い実が成る南天は、育てやすい庭園植物ですが、原産地はインドといわれています。日本では正月用の花材に使われ、また、その実が雪ウサギの目に使われ、冬の植物として人気の高い植物ですが…。
 実は、南天の読みが「難を転じる」につながるので、縁起がよいとされ、「南天で作った箸で食べるとお腹をこわさない」「南天を戸口に植えると泥棒が入らない」「悪い夢を見たら南天に話すと悪霊祓いができる」などといわれてきました。また、葉は南天葉と呼ばれる生薬になり、咳止めや解熱剤、胃薬としても使われてきた有難い植物だったのです。
南天
曲水の宴

10月18~22日 寒露 末候 色は葡萄色(えびいろ)です。

10月18~22日 寒露 末候 色は葡萄色(えびいろ)です。
蟋蟀戸に在り(きりぎりす とに あり) 
 草木の萌えいづる春に山笑い。緑濃い夏に山滴る。色づく秋は山粧い。やがて冬にその葉を散らして、山眠る。自然もまた季節を喜ぴ、楽しんでいるようです。八百万の神と暮らしてきた風土がこうしたことばを育んだのでしょう。
 京都の山粧いは10月下旬から11月初旬にかけてピークを迎えます。まだ木々は青々としており、一部ほんのりと葉の色に変化が見え始めている段階でこれからが見ものです。

 日が暮れるのがずいぶんと早くなりましたね。夕暮れから鳴く虫たちの声も、重厚感を増して響き渡る音の深みが変わります。秋の虫たちは感じる気温によって奏でる音を変えてゆくのだそうです。
秋の虫というとすぐに「スズムシ」を思い浮かべます。見た目は黒一色で小さくて地味ですが皆さんもご存じのとおり一旦鳴きだすと大変身します。ふるいたてたハート型の羽が奏でる歌は、予想をはるかにこえる大きな音。リーンリーンと一生懸命全身で歌います。
スズムシのほかにはコオロギやマツムシ、カンタン、クツワムシなどの声。スズムシは羽をこすり合わせて鳴き、マツムシやクツワムシなどバッタの種類は、後ろ足と羽をこすり合わせて鳴きます。都会でも、耳をすませば外路樹や電柱の根元の雑草の中から、たくましく生きる虫たちの歌が聞こえます。
 虫の声を楽しむ習慣は、平安時代の時代の貴族たちからはじまったそうです。江戸時代には虫の声を聞きながらお酒を飲んだり、詩を詠んだりする風流な「虫聴き」の会が行われていたと聞きます。虫の声のような繊細な音を楽しめるのは、日本人ならではだと思います。

葡萄色(えびいろ)
 「えび」とは「海老」ではなく「葡萄」の古語。秋の野山でひっそりと実をつけたヤマブドウの色です。平安文学にもたびたび登場します。
 ヤマブドウの一種であるエビヅルの実のことで、6月に花が咲き、秋に酸っぱい小さな実をつけます。「葡萄色」は、この実が熟したような紫みの強い赤です。時代が進むと「えび」の漢字に「海老」があてられるようになり、イセエビの殻のような色と混同されるようにもなりました。
鈴虫
山葡萄
キリギリス

朝の賀茂川ウォーキング 猫じゃらし編

ここしばらく、朝のウォーキングを楽しんでいます。コースはいつも賀茂川の北大路橋から北山橋の間を歩きますが、野草はもうすっかり秋の様相です。今日もすばらしい秋晴れですがすがしい気分を満喫しました。秋分も末候となると朝は結構冷え込み、手先がかじかんできます。
土手で見つけた野草は「ねこじゃらし」という夏から秋にかけてよく見かける野草ですが、正式名は「狗尾草(えのころぐさ)」といって花穂が犬の尾に似ているところから、犬っころ草が転じてエノコログサといわれるようになったとか。北大路橋
猫じゃらし

中道(ちゅうどう)

中道(ちゅうどう)
 
 政界ではよく「中道路線」という語が使われますが、これは保守と革新のいずれにも片寄らず、両者を足してニで割った路線ということで、そう呼ぶのかと思います。

 仏道で説く「中道」とは、不偏中正の道のことで、仏道の修行や実践に当たっては、極端な苦行や、勝手気ままな欲楽を離れ、「八正道」を実践することをいいます。
 
 正見――正しい見方をする。
 正思――正しい考え方をする。
 正語――正しし適切な言葉づかいをする。
 正業――正しい行為。善行に励む。
 正命――正しい生き方をする。
 正精進――正しい努力をする。
 正念――正しい心と願いをもつ。
 正定――心身を常に正しく保つ。
 
 この「八正道」が、仏道の基本的な生き方ですが、中道というと、とかくどっちつかずの優柔不断、あるいは中途半端なという意昧に受けとる人がありますが、そんな日和見的な道ではなく、いうならば「釣りあいのとれた努力」といえば、ご理解いただけますでしょうか。
 それを実践するためには、さまざまな苫難も経験し、それに耐え抜き、さらには社会的なあらゆる体験を通して、釣りあいのとれた中道とは何かということを自覚するとともに、仏道を羅針盤として、ひたすらな歩みを進めることが大切だと思います。気負いや緊張がなく、淡淡とした心で、何ごとにも対処し、進むのが真の「中道」であるといえます。

 言うは易く、行うは難しといいますが、何とか生活の中にそれを生かせるように努めたいものですね。
プロフィール

グロバル・コア

Author:グロバル・コア
『京都・紫野 やすらぎの門前町』へようこそ。
運営は、『京彩都工芸会』(きょうさいとこうげいかい)です。
京彩都工芸会は、京都の伝統工芸品に携わる有志で構成される任意団体で、京都市北区紫野にあります禅寺で著名な京都五山『大徳寺』の門前町という恵まれた環境の下にあります。

この地から、仏教文化の癒しとやすらぎをお届けいたします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR